関西の夜景というと、神戸のイメージが強いかもしれません。だけど大阪にも、素敵な夜景を楽しむことができる穴場があるんです。今回紹介するのは『中之島エリア』。昼間は美術館や図書館などで文化的な雰囲気を持つエリアですが、夜はライトアップされた歴史的建造物を橋の上から楽しむことができます。
中之島エリアは、大阪代表的な繁華街である梅田と難波のちょうど中心に位置しています。地下鉄御堂筋の淀屋橋駅で下車し、25番出口を出ると、目の前に大河と言う川が流れています。川にかかる橋を渡って見えるのが、中之島公園です。
◎大阪市中央公会堂
淀屋橋駅を降りて徒歩5分にある大阪市中央公会堂は、18:30〜22:30までライトアップされています。近隣には明治36年完成の日本銀行大阪支店、明治37年完成の府立中之島図書館など、風格ある名建築がずらりと建ち並びます。
ライトアップされた大阪市中央公会堂の写真。建物から少し離れて写真を撮ると、梅田の高層ビル群との対比を楽しむことができます。
写真左手に見えるのは東洋陶磁美術館です。昼間のビジネス街の雰囲気から一変、夜は落ち着いた様子に。カメラを持って夜景を撮るのはもちろん、デートで散歩するにもおすすめしたい場所です。
◎ 橋の上から望む、美しい川と建築物の対比を
堂島川・土佐堀川の2つの川に囲まれた中之島は、江戸時代から続く大阪の政治・経済・文化の中心地として栄えてきました。ここではライトアップされた建物と、水辺との対比を楽しめます。
大川にかかる橋の上から撮影した大阪市中央公会堂。大川に反射する夜景が美しいです。この写真をとったのは19時。空がもっと暗くなる20時前後に写真を撮ることができたら、川にライトアップされた公会堂が、さらに美しく反射するはず。
梅田の高層ビル群やライトアップされた橋の光が大川に反射する。誰にも教えたくないほど、私のお気に入りの撮影スポット。
難波橋の東に建つレトロ建築で有名な大阪取引所(旧、大阪証券取引所)。円筒形の外観と、ステンドグラスが美しい玄関ロビーが特徴です。
今回記事で紹介した写真を撮ったのは18時〜20時ころでした。本格的に夜景撮影をしたいなら、三脚を用意するのがおすすめ。三脚でカメラを固定しシャッタースピードを落とせば、光源を美しく撮ることができますよ。
◎ 水上船から夜景を楽しむ中之島リバークルーズ
大阪・中之島エリアのライトアップされた美しい夜景を水上船から楽しむことができます。所要時間は20分、価格は大人800円、子供は無料。時間は17時〜21時まで30分ごとに出航しています。
中之島エリアは梅田や難波といった繁華街とは違い、落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。ギラギラとした100万ドルの夜景とは言えませんが、自然と人工的な建築物が見事に調和した夜の大阪を堪能できます。大阪の夜景撮影の参考にしてみてください。
場所 | 中之島公園 |
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住所 | 大阪府大阪市北区中之島1-1 |
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