
こんにちは、ディスクユニオン大阪店(梅田の新品・中古のCD、レコードやグッズを扱う専門店)で働く澤井達哉といいます。今回は旅と音楽とコーヒーをテーマに私の大好きな街、福岡県福岡市のお気に入り4軒を紹介します。
私は連休ができると気の向くままに旅にでかけます。街のレコード屋、コーヒー屋、小さなお店を訪れて、土地の魅力を堪能する時間が大好きです。
福岡に初めて訪れたのは10年前、中学3年生の時でした。当時好きだったアーティストYUIさんが福岡で暮らしていたことをラジオで聞きました。彼女の暮らした街をもっと知りたい。父親にお願いして2人で福岡に旅行したのがきっかけです。
ラジオで耳にした景色、街、空気感、そして人に魅力を感じ、また福岡に行きたいなと思いました。私は好きになったものをとことん調べ突き詰めてしまいます。そんな体験がレコード屋の店員に繋がっているのではないかと文章を書いていて思いました。
ディスクユニオン店員がおすすめする福岡のレコード屋「LIVING STEREO」

福岡には良いレコード店がたくさんあります。新品やジャンルに特化した店舗から、地元の人も知らない営業しているのかすら分からない店舗、老舗店舗までもいろいろ周ってきました。その中でたどり着いたレコード店が「LIVING STEREO」です。
「LIVING STEREO」はコーヒースタンド「STEREO COFFEE」の姉妹店、レコードに特化した店舗です。ここの魅力は1枚1枚の値札に書かれた丁寧なコメント、まさにレコード店の見本!
私は仕事でレコードの査定やPOP作成などは行いますが、自身もやったことがあるからこそ、この値札コメントにどれだけの時間や労力がかかっているかが分かります。
名前 | LIVING STEREO |
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住所 | 〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通5丁目15−27 Google Mapで開く |
営業時間 | 13:00〜21:00(土曜日のみ) |
HP | |
旅先で買うレコードってすごくいいと思うんです。正直、大きくて邪魔で帰りには重いなぁ、邪魔だなぁと思ってしまいます。
けれど、旅行後しばらく時間が経ってから棚からレコードを出して音楽を聞いていると、「ああ、これそういえば◯年前、◯◯に旅行に行ったときに買ったやつだな」と旅のことを思い出せる瞬間がたまらなく好きなんです!お土産的要素ですかね。
皆さんもシーサーや熊の木彫りの代わりに、7インチレコードを1枚買ってみてはどうですか?
福岡はコーヒーの街かもしれない

私はコーヒーが大好き! 朝は早起きして豆から挽いたコーヒーを飲んだり、時には水筒にいれた自家製コーヒーを持って出勤するくらい。休みの日には、豆から挽いたコーヒーを淹れレコードを聴きながらボケーッと過ごす時間がすごく大切だったりします。
コーヒー豆は関西にあるお気に入りのお店に行った時に買い足しているのですが、それ以外にも必ず通販で購入しているお店が福岡の「COFFEE COUNTY」です。
「COFFEE COUNTY」は福岡市内に2店舗、久留米市に1店舗、福岡県に計3店舗お店を構えるコーヒー専門店です。久留米には焙煎所を併設、そこで焙煎した豆を福岡市内の店舗でも飲むことができます。浅煎り中心のラインナップ中で私のお気に入りはEtiopiaの豆!
豆は流動的に入れ替わるので必ずEtiopiaがあるわけではないですが、そういうときは違った豆にチャレンジして香りや風味の違いを比べて見ることにしています。
福岡市はとにかく良いコーヒー店とカフェが多い! 浅煎りの豆を使ったコーヒー専門店、世界一のバリスタがコーヒーを淹れるカフェ、他にも焙煎士が福岡出身だったり、コーヒー店を出店したり、明るい話題をよく耳にします。
名前 | COFFEE COUNTY |
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住所 | 〒810-0011 福岡県福岡市中央区高砂1丁目21−21 Google Mapで開く |
営業時間 | 11時00分~19時30分(水曜定休) |
HP |
どの店舗の雰囲気もよくて、パン屋さんと併設しているSTOCKはパンと一緒にコーヒーを楽しめたりします。
久留米の焙煎所は少し前にリニューアルしたばかりでまだ行けていないので、福岡へ行く毎に訪れたくなるお店のひとつです。
福岡のラーメンはとんこつではなく、鶏白湯ラーメンを食べてほしい。

私がお勧めしたい福岡のラーメン店は「麺道 はなもこし」。鶏ベースに昆布や貝柱などを加えて、旨味成分たっぷり濃厚スープを使った濃厚鶏そばです! このスープだけでも十分魅力的ですが、麺も最高なのです。
福岡、博多といえばとんこつラーメン。ストレートの細麺と乳白色のとんこつスープのイメージが強い方が多数だと思います。私もラーメン大好きです。もちろんとんこつラーメン、替え玉、大好きです。
”博多=とんこつラーメン”のイメージを今回は敢えてリセットして見てください。福岡には鶏白湯があるんです!
自家製の麺は、そのままで食べても美味しいくらい完成度が高い! 店主さんおひとりで仕込みから接客まで行っているため、1日に提供できる杯数が少ないですが、開店時間前から並ぶ価値は確実にあります!
豚骨と違って鶏は比較的胃もたれがしにくいですが、濃い〜のはちょっと・・という方には鶏そばアメリカンなるちょっとあっさり目の鶏そばもありますので、そちらをお試しください。
名前 | 麺道 はなもこし | ||||||||||||||
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住所 | 〒810-0022 福岡県福岡市中央区薬院2丁目4−35 GoogleMapで開く | ||||||||||||||
営業時間 |
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福岡の友人に聞くと、最近はとんこつラーメン屋さんより醤油、塩ラーメン屋さんが新店できることが多いようです。福岡県民もとんこつ味に飽きてきたり、違った味を食べたくなるのだそう。でもたまにクラシックな長浜ラーメンも食べたくなっちゃうそうですが。
福岡の最終夜のシメ、 ペトブる。

締めは「ペトロールブルー」です。
「ペトロールブルー」は福岡市内の大名にあるバー。昼間は同じ場所で花坂さんという方が珈琲 花坂という深煎り、ネルドリップのコーヒー店を開いています。(こちらもとても美味しいコーヒーですので、ぜひ。)
福岡から大阪に帰る際、どの最終便も20-21時ごろなので、基本最終日の夜は「ペトロールブルー」に寄って、〆の1杯をいただいて帰ることにしています。
「ペトロールブルー」で聴く音楽は、知らない曲はとてもかっこよく、また、知っている曲もよりかっこよく聴こえ、店主小出さんは本当にいい空間を作り出してるな、と実感します。
実際、ここで教えてもらったアーティストのライヴの大阪公演を観に行って、小出さんやペトロールブルーの常連さんと鉢合わせた!なんてこともあります。
普段大阪にいるときは次の日が休みでも、居酒屋を何軒もハシゴすることはそうありません。1軒でサクッと飲んで帰ったり、特に行きつけで月に1回は通ってるお店があるわけでもありません。
けど、福岡に行くとタガが外れたように3軒、4軒居酒屋や飲み屋さんをハシゴしてしまう!そんな大好きな街なんです。
名前 | ペトロールブルー |
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住所 | 〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名1丁目10−21 Ⅱ 5F 大名エイトビル |
営業時間 | 19:00〜1:00 |
HP |
まだまだお気に入りなお店はありますが、まずは入りやすい、かつ、比較的メジャーなお店を紹介しました。どのお店も福岡市内、徒歩圏内だったりしますので1日で周ったりもできるかと思います。
また福岡市内は自転車がかなり盛ん。コンビニなどにもステーションがある無人のレンタサイクルを比較的安く借りられますので、自転車を借りて、市内のお店をたくさん周ってみるのもお勧めです。(私はいつもそうしています)ぜひ、楽しい旅をしてください。
執筆・撮影 澤井達哉 Instagram: @tsqnn_2
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