旅に出たいけれど、今は中々行けません。海外に行かずとも異国の雰囲気を感じられるお店を紹介し、非日常感を味わうお手伝いをしたいと思い始めたこの企画！！第一弾は「台湾の風を感じる」をテーマに豆乳豆花の専門店をご紹介します。
豆花は台湾の伝統的なスイーツ、日本の台湾好きにもファンが多い。本場台湾ではたくさんのお店があり、老若男女に愛されています。
まだ豆花を食べたことがないという方、美味しい豆花は本場台湾でしか食べられないと思っている方、台南出身の林さんが作るこだわりのを豆乳豆花を通して、台南へご案内します！
『南所豆花』とはどんなお店？
『南所豆花』は台南出身の林峰旭（リン ホンシイ）さんが今年、2020年4月にオープンした豆乳豆花の専門店。最寄駅は天神橋筋6丁目駅。北西に徒歩10分歩くと見えてきます。目印は「本庄川崎公園」、住宅街の中にある静かな場所です。
店主の林さんは8年前に、ワーキングホリデーで大阪で暮らしていた時、大阪人の温かさに触れて大阪が大好きになったそう。昨年台南で経営していた日本食のお店をたたみ、大阪でお店を始めました。
店内は全部で12席、窓際のカウンター席6つ、2人用のテーブル席1つ、4人用のテーブル席が1つ。テイクアウトも可能です。私のおすすめはカウンター席、ガラスから差し込む光と緑のコントラストがとても綺麗で爽やかな気分になります
本場台南と日本の豆乳豆花の違いとは？
店主の林さんに、他の台湾スイーツのお店との違いを聞いてみました。
林さん：
日本にも台湾スイーツのお店はたくさんあります。けれど、豆乳豆花の専門店はほとんどありません。本場台湾では、ほとんどが専門店です。そのため、日本ではトッピングを選べるお店がとても少ない。
本場台湾の豆花のお店は、トッピングを自由に選ぶことができます。それぞれのお店がオリジナルのトッピングで個性を出しています。味付けも少し違います。
日本の豆乳豆花は味が少し濃い。台湾の豆乳豆花は子供からおじいちゃん・おばあちゃんまで食べられるように、素材の味を生かした薄めの味付け。それを各々がシロップで調整します。
本場の味を再現する素材へのこだわり
『南所豆花』では、本場台南の味を再現するため、素材と調理に徹底的にこだわっています。豆花の元の豆乳は無添加・手作りで有名な大阪天満「前田豆腐店」の豆乳を使用。また10種類のトッピングは全て手作り、納得した味の物だけを使っています。
今回は店主林さんがおすすめするトッピング4種類をご紹介。
ピーナッツは作るのには3日かかります。1日目はピーナツの皮をひとつずつ手で剥がします。２日目はしっとりさせるために水に浸します。3日目に少量の砂糖を加えた砂糖水で、ことこと煮込んで完成です。
台湾風のわらび餅です。「粉粿」、フングェ（フングィ）と呼ばれます。これは食べてびっくり、もちっとした食感とコクのある甘味が新鮮。さつまいも粉と白糖から作られており、山梔子（クチナシ）を加えると黄色になります。
緑豆は砂糖水でトロトロになるまで煮込みます。実は緑豆は国産もあって、春雨の具やもやしの種として使われています。
最後にタロイモ！これは里芋に似たもちっとした食感です。台湾の伝統的な食べ物。台湾のタロイモは香りが強くは紫色。日本のタロイモは香りが弱く、白色なのが特徴だそう。今は沖縄産のタロイモを使っています。来月からは、台湾産のタロイモになるそう。楽しみですね。
『南所豆花』は素材の良さを引きだすためのシンプルな味付け。ピーナツ、タロイモ、緑豆、素材本来の自然な甘味が体の中にスーと染み渡ります。とても美味しくて私は思わず2杯目を食べてしまいました。これからはかき氷も始めるそう。本場台南のかき氷も楽しみですね！今年の夏は南所豆花でさっぱり涼を取ってみてください。
執筆 ヤマシタ（Twitter：yamashita1986）
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| 名前 | 南所豆花 |
|---|---|
| 住所 | 大阪府大阪市北区本庄東２丁目７ 1階 南所豆花 |
| 電話番号 | |
| 営業時間 | 11:00〜19:00（不定休） |
