シナモン、クローブ、カルダモン、店内のスパイスの香りはまるで異国を訪れたような気分になります。そんな新鮮なスパイスを使ったチャイ専門店が大阪本町にオープンし、今大人気! 関西弁がペラペラのバングラデシュ人、シャドさんの接客が面白いのも人気の理由。どうぞ、本場の関西弁とチャイの不思議な融合を楽しんでください。

チャイ専門店 AKASHとは?

AKASHは大阪本町駅から徒歩5分、チャイの専門店です。店主はバングラディシュ人のシャドさん。バングラディシュはインドとミャンマーに隣接する自然豊かな南アジアの国です。インド、ネパール、ミャンマー、バングラディッシュ。南アジアでは子供から大人まで、日本人がお茶を飲んで育つようにチャイを飲んで育つといいます。シャドさんも幼い頃からチャイを飲んできたそう。チャイをもっと大阪の人にも楽しんでもらいたい、そうして AKASHは始まりました。
関西弁を自在に操る人のシャドさん

関西弁を自在にあやつるシャドさんの接客も人気の理由です。シャドさんはイギリス育ちのバングラディシュ人。交換留学生として訪れた大阪に愛着を持って、2年前にデザイン会社を大阪で起業しました。HPの制作、グラフィックデザイン、ブランディングなどの仕事を行っています。お店で販売しているチャイのセットのデザインはシャドさんのデザイン!

健康にいいスパイス

茶葉はインド北部で獲れるアッサムティー(濃厚だがクセのない味わい)を使っています。スパイスはシナモン、カルダモン、クローブ、を基本にフェンネルシードやローリエなど。また、注文時にスパイスのトッピングが可能、オリジナルのチャイを楽しむこともできます。

スパイスは体調を整える作用があり、健康に良いのも魅力!今回はチャイに使われている代表的なスパイスを紹介します。
シナモン:
世界で最も古いスパイス、甘い香りとコクが特徴です。アクセントとしてお菓子にもよく使われます。代表的なのはシナモンロールでしょうか。漢方では桂皮(ケイヒ)と呼ばれビタミンとミネラルが豊富、体の血行を整えたり殺菌作用があります。
カルダモン:
カルダモンは清涼感のある香りが特徴です。少量で香りが強いので使い方にも注意。一般的にはカルダモンコーヒーやスパシスカレーによく使われています。
クローブ:
バニラのような香りが特徴です。ホットワインやスパイスカレー を作るのによく使われます。クローブに含まれるオイゲノールは食中毒菌を抑える効果があると報告されており、抗菌作用が期待されています。また免疫調整の効果があるかもしれないとも言われます。
フェンネルシード:
フェンネルシードは様々な料理と相性が良いのが特徴です。ハーブというと馴染みがあるかもしれません。魚料理やお菓子のアクセントとし使われることもあります。また、漢方薬ではういきょうと呼ばれ、腹痛や生理通などを抑える効果があります。
居心地のいい畳の店内

内装はシャドさんがDIYで製作! 座席には畳を使用し、靴を脱いでゆったりとくつろぎながらチャイを楽しむことができます。壁には空をイメージしたペイントがしてあります。店名の『AKASH』はヒンディー語で空という意味があることに由来しているそう。
スパイスの香りはまるで海外にいるかのような気分を楽しむことができます。またシャドさんの接客力がすごい、2度目以上のお客さんには「先週も来ましたよね?今週はどの味にしますか?」と声をかけたり。
初めてのお客さんにも「提供するのに少し時間がかかってごめんなさいね。その分、丁寧に作っています」ときめ細かい接客からリピーターが多いのも納得です。
執筆・写真撮影 山下貴史 (Twitter:yamashita 1986)
名前 | AKASH CHAI |
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住所 | 〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町3丁目1−番22号 Oskビル 1階 |
営業時間 | 11:00〜19:00 |
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