一人でも入りやすいように、ガラス張りで中が見えるデザイン

「街とつながるお店」がコンセプト。店内は木のカウンターを中心にシンプルで、立ち飲み屋というよりはコーヒースタンドのよう。大阪のデザイン事務所で働く人などがふらりと立ち寄ります。
『スタンドうみねこ』でしか飲めない独創的なクラフトビール



『スタンドうみねこ』は訪れるたびに異なる国産クラフトビールを最大9種を楽しむことができます。Derailleur Brew Worksのクラフトビールが2種類は。残り7種は全国の小さな醸造所が作るクラフトビールです。

今回は2種類のビールを頂きました。ひとつめは「ヒチをカケる少女」。 東京・上野のビアパブ・ヒチカケの5周年記念で作られました。インターナショナルビアカップ2019で『スペシャリティセゾン部門』で銅賞を受賞しています。
ハイビスカスで色味を、ルバーブで丸みのある酸味を出したセゾンビールです。ベルギー発祥で、酸味とフルーティーな味わいが特徴。
今まで飲んでいたビールとは全く別物。爽やかな酸味が口の中に広がります。ビールが苦手な方にこそ、飲んでみてほしいビールでした!

ふたつめは「Line of Scrimmage」。こちらもセゾンビール。フレンチセゾンというスタイルで、フランスの酵母を使っています。
夏らしくあっさりしていて、何杯でも飲んでしまいそう。ほどよい苦味とスッキリした味わいが特徴です。
酵母の持つスパイシーさと、ホップのフルーティーなアロマを組み合わせた飲みやすいビールだそう。

毎週変わるDerailleur Brew Works社オリジナルのクラフトビール。最も人気があるのは西成ライオットエール、Night Rider、新世界ニューロマンサーの3種。
また、ラベルのデザインはグラフィックデザイナーが担当しているそう。オリジナルストーリーが記載してあります。


また訪れたくなる暖かな接客スタイル

ビールをいただきながら、店主の藤井さんにお店の接客について伺ってみました。
藤井:
美味しいビールを通して、お客さん同士が楽しく過ごせる空間にしたいなといつも思っています。大阪人の良さって隣り合ったら、自然に会話が始まるところかなと思います。そんな会話のきっかけを作るために、忙しい中でも必ずお客さんに話しかけることを意識しています。
お客さん同士が仲良くなって、次のお店に行かれるのが1番の楽しみかもしれません!

最後に藤井さんに、このお店をどんなお店にしていきたいのか伺ってみました。
藤井:
私は『スタンドうみねこ』で働くまではビールが飲めませんでした。でもここで働くようになってから、ビールのイメージが変わりました。苦味の強いビールって、数ある中の1種類にしか過ぎない。ビールの種類はたくさんあって、まるでジュースのように飲みやすいものもあるんです。ビールがあまり得意でない方が、ビールを楽しむことができるキッカケのような場所にしていきたいと思います。

『スタンドうみねこ』は気取らずに、美味しいクラフトビールを楽しめるお店。店主の藤井さんの「何度も通ってくれる人もいるんです」という言葉にも納得! ビール好きな人にはもちろん、ビールが苦手な人にもおすすめしたくなるお店です。
店名 | スタンドうみねこ |
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住所 | 〒542-0085 大阪府大阪市中央区心斎橋筋2丁目2−11 |
営業時間 | 17:00-23:00(L.Oは22:30) |