今回紹介するのは大阪四天王寺にある台湾料理『元気茶房』です。四天王寺は奈良時代に建てられた大阪で2番目に古いお寺。近隣には大阪市立美術館、天王寺動物園などがあり、街歩きにも楽しいエリアです。著者は毎月四天王寺で開催される骨董市が大好き! そんな四天王寺エリアはちょっと休憩できるカフェがなかったのが悩みでした。そんな悩みを解決してくれるのが今回紹介する『元気茶房』です。本格台湾料理からスイーツまで、ほっとひと息つくのにぴったりな場所です。
大阪の四天王寺とはどんな場所??

四天王寺は聖徳太子が大阪天王寺区に593年に建立した日本最古の官寺です。 私のおすすめは毎月21日、22日に行われる古道具市です。日本の古道具をメインに40〜50店舗のお店が並びます。他にも地元のお茶屋さん、八百屋さん、地元の飲食店が出店しているのでローカルを感じられます。四天王寺の周辺の区名、駅名などに使われている「天王寺」は四天王寺の略称だそうです。
ところで『元気茶房』とはどんなお店?

『元気茶房』は四天王寺エリアにほっこり佇む温かな雰囲気のお店です。店内は2人掛けテーブル席と4人掛けのテーブル席が合わせて18席あります。営業時間は11:00〜19:30(19:00 ラストオーダー)。台湾に暮らしていたほど台湾好きな店主長谷波(はせば)さんが2015年にオープンしたお店です。

台湾の味を日本人に合うようにアレンジしたメニューが特徴。日本人に有名な魯肉飯(ルーローファン)、牛肉麺(ニョーローメン)、から台湾茶、豆花(トウファ)、かき氷まで提供しています。ランチでお昼ご飯を食べたい方はもちろん、友人とゆっくりお茶をしたい、台湾スイーツを楽しみたい方までおすすめです。
研究を重ねた『茶葉チャーハン』

『元気茶房』で特に味わってもらいのは「茶葉チャーハン」です。文字通り、茶葉が入ったチャーハン、ジャスミン茶を使用しているそう。茶葉はそのまま使ってはクセが強いので細か砕き、ハーブのように使っています。これを具材を炒め始めと終わりに2度に分けていれます。茶葉は炒めることで香りがたつそう。具材は卵、豚肉、鶏肉、ネギ、が入っています。豚肉と鶏肉は豆板醤を使って事前に炒めて仕込んであるそう。食べると、香ばしい茶葉の香りと豆板醤の辛味、そして少し甘さのある醤油の旨味が口の中に広がります。
茶葉チャーハンが生まれた理由

店主は台湾の台北に住んでいたそう。その時によく訪れたのが猫空(マーコン)です。(マーコン)地区は、高層ビルの立ち並ぶ台北の中心部から電車で約1時間の場所。緑豊かな自然ときれいな水で育つお茶の産地として有名です。周辺には茶芸館がたくさんあり、お茶だけでなく、お茶を使った料理を楽しむことができます。中にはお茶料理のコースなどもあるそう。そんな中で店主長谷波さんが出会ったのが茶葉チャーハンだったそう。
アレンジ台湾料理で台湾をもっと身近に
長年台湾が好きで台湾に住んでいたという店主長谷波さん。これからも「台湾の日常の味を日本人に体験してもらう」をコンセプトにメニューの開発に力を入れていくそう!そのひとつが麻婆ラーメンや麻婆豆腐丼です。

長谷波さん:
台湾人は麻婆豆腐が大好きでよく食べます。けれどそれを丼に乗せたり、ラーメンに乗せたりして食べることはありません。でも日本ではそういった食べ方も好まれるのでは?と思ってメニューにしてみたら評判がすごく良いんです。こういう料理もありなんだなって思った瞬間でした。無理に台湾料理を食べてください!ではなくて、日本人の口に合うようにら台湾料理をアレンジして伝えること。そんな台湾料理を通して台湾の魅力をもっと知ってもらえたらなと思います。

大阪四天王寺エリアは街歩きには楽しいけれど、休憩したりランチの楽しめる雰囲気の良い飲食店があったら良いのに!っとずっと思ってました。そんな時に見つけ『元気茶房』。ジャスミン茶を使った「茶葉チャーハン」に、豆花やマンゴーかき氷などのスウィーツまで美味しい台湾料理でお腹をいっぱいにして街歩きを楽しんでください!
執筆・写真撮影 山下 (Twitter:yamashita1986)
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名前 | 台湾料理 元気茶房 |
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住所 | 〒543-0062 大阪府大阪市天王寺区逢阪2丁目4−22 |
営業時間 | 11:00~19:30(ラストオーダー19:00) |
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