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日本料理一筋30年の店主が作る、常識にとらわれないポップな天ぷら専門店

天ぷら専門店と聞くと高級なイメージがあって、入るのに少し躊躇してしまいませんか? 今回紹介するのは本格的な天ぷらを手頃な値段で楽しめる、カジュアルな天ぷら専門店『てんぷらシュワッチ』です。

 

日本料理一筋30年のご主人が丁寧に作るエビや野菜の天ぷらに加え、明太子、和牛、ハマグリとここでしか食べられない天ぷらが並び、食べた瞬間に素材の甘みが口の中にふわっと広がります。今回は『てんぷらシュワッチ』のご主人が熱く語る天ぷらへこだわりと、天ぷら専門店を始めた理由を伺ってきました。

 

『てんぷらシュワッチ』とはどんなお店?

てんぷらシュワッチ 内装写真


天ぷら専門店を始めた理由

天ぷら盛り合わせ写真 てんぷらシュワッチさんより提供

『てんぷらシュワッチ』は御堂筋線心斎橋駅から徒歩8分、堺筋線長堀橋駅から徒歩5分のとても立地のいい場所にあります。店主は板前歴30年の高山さん。


山下:
こんにちは。今回は大阪恵美須町のあなぐま亭からご紹介いただきました。よろしくお願いします。まずは『てんぷらシュワッチ』がどんなお店なのか教えていただけますか?

店主の高山さん 写真はてんぷらシュワッチさんより提供

高山さん:

はい。『てんぷらシュワッチ』は本格的な天ぷらを気軽に楽しめる天ぷら専門店です。子供連れのご家族からご老人まで、世代を超えてたくさんの人にご利用いただいています。

山下:
日本料亭で30年以上働かれていたと聞いたのですが、天ぷらの専門店を始めたのはなぜでしょう?

 

高山さん:
私は野菜が大好で、野菜の旨味を生かした料理提供したいと考えていました。野菜の美味しさって、素材の甘味と水分のジューシーさなんですね。それを生かした調理方法って何だろうって考えて。

最初は炭火焼きがいいかなと思ったんですが、水分が飛んでしまい野菜のジューシーさが味わえません。一方でサラダなどの生野菜は人によって好みが違います。いろんなことを考えた結果、たくさんの人に気軽に野菜の美味しさを楽しんでもらえるのは天ぷらだ! と気づいたんです


『てんぷらシュワッチ』の名前の由来とコンセプト

綺麗に並べられたメニュー

山下:
一般的にてんぷら専門店は少し敷居が高いイメージがあります。高山さんがあえてカジュアルな天ぷら屋を目指した理由は?

高山さん:

イメージは本格的な天ぷらを串カツのように、気軽に楽しんでもらえるお店。けれど天ぷら専門店と名前に表記すると、敷居が上がってしまいます。もっと気軽に、天ぷらを食べてもらえるアイディアはないかなと考えていました。

ここ数年ハイボールやレモンサワーが人気で、炭酸系のアルコールを気軽に飲むようになりましたよね。このようなカジュアルなアルコール飲料をくみ合わせたら、天ぷらを気軽に楽しんでもらえるのかなと思ったのがきっかけです。

天ぷらと相性抜群の炭酸の効いたドリンク

山下:

天ぷらとハイボールと聞くと、すごく親近感が出てきますね!


高山さん:

ははは、ありがとうございます。でも好きなものを組み合わせただけなんです。山下さんの経営されている宿も、山下さんが好きなコーヒーや音楽をウリにされていますよね。

山下

:確かにそうですね。店主の好きなものを組み合わせるのが、お客さんを楽しませるコツなのかもしれません。店名のシュワッチというのは、やはり炭酸に由来しているんですか?

高山さん
:はい。炭酸飲料を開けた瞬間って、シュワシュワという音がしますよね。でも、「てんぷらシュワシュワ」という店名はしっくりこなくて(笑)。元が大阪人なので、どうにか店名を笑いのきっかけにしたかったんです。同僚がふと、シュワッチなんてどう?と言われてそれを採用しました

 

『てんぷらシュワッチ』でぜひ堪能してもらいたい品々

天ぷらシュワッチ』ではエビや野菜などの王道の天ぷらから、和牛、明太子、などの変わり種の天ぷらまで楽しむことができます。特に食べてもらいたいのは和牛の天ぷら。低温でじっくり火を通したレアの天ぷらは絶品です。


天ぷら盛り合わせ

天ぷら盛合わせ 写真はてんぷらシュワッチさんより提供


和牛モモの天ぷら

和牛モモのてんぷら 写真はてんぷらシュワッチさんより提供


明太子の天ぷら

博多名物 明太子のてんぷら 写真はてんぷらシュワッチさんより提供

 

天ぷらをもっと美味しく食べてもらうための『てんぷらシュワッチのこだわり』

写真はてんぷらシュワッチさんより提供


素材の選び方

山下:
天ぷらは素材が大事と聞きます。高山さんは仕入れで工夫されている点はありますか?

高山さん:
素材はなるべく大阪産の物を使うようにしています。せっかく大阪でお店をやっているので、大阪産の食材を味わってもらいたです。それがまたこのお店を訪れることにもつながりますしね。


山下:
特にこだわっている素材はありますか?

高山さん:
天ぷらのメインの海老にはこだわり、車海老を使用しています。お客さまにご注文いただいてから締めて提供するので鮮度抜群です。このエビはお刺身でも食べていただけますよ。


天つゆへのこだわり

写真はてんぷらシュワッチさんより提供

山下:
天つゆにはあご出汁を使われるとお聞きしたのですが?

高山さん:
そうですね。私は九州で10年くらい働いていました。その時にあご出汁の美味しいさにハマってしまったんです。もし自分がお店をするなら、あご出汁は外せないと思って。

山下:関西ではあご出汁はあまり馴染みのないものだと思うのですが?


高山さん:
うちではあご出汁に昆布だしと鰹だしを混ぜて、独自配合のブレンド出汁を使っています。少し鰹だしが濃いめです。この割合にとても苦労しました。でもお客様に喜んでもらえているので、ありがたいことですね。


こだわりの天ぷら粉

写真はてんぷらシュワッチさんより提供

山下:
天ぷら粉にもこだわりが?

高山さん:
当店の目指す天ぷらは油の旨味を残しつつ、軽いスナックのように楽しめる天ぷら。そのため、天ぷら粉は独自で配合して使っています。

山下:
スナックのように楽しめる天ぷら。じゃあ、油にもこだわりがあるのでは?

高山さん:
うちのお店は白絞油(しらしめゆ)を使っています。家庭でもよく使われる一般的な油です。だけど白絞油は油の旨味がほのかにして、うちの天ぷらにちょうどいいんです。

 

 

『てんぷらシュワッチ』の目指す美味しい空間

山下:
最後に高山さんが目指す店作りを聞かせてください。


高山さん:
はい。私は和食割烹のお店で働いていた時、素材にどれだけ手間をかけることができるか。それが飲食店の本質だと思っていました。けれど色々なお店で働く中で、料理の味と同じくらい接客やお店の雰囲気が大事だと思うようになりました。天ぷら専門店として美味しい天ぷら料理を提供するのはもちろんですが、丁寧で暖かい接客を通してまたここを訪れたいと思ってもらえる。そんなお客さんの目的地になれる店づくりを心がけていきたいと思います。

店舗外観

店主が日本料理歴30年の板前さんと聞いていたので少し緊張してましたが、高山さんはとても気さくで楽しい方でした。いただいた天ぷらはふわっとしていてサクサク。おすすめのレモンソルトサワーでごくごく流し込む瞬間が、まさに快感。あっさりしているので何品でも食べられます。特に牛肉の天ぷらは注文必須です!揚げ具合が絶妙で口の中で溶けてしまします。接客も丁寧で、大阪府外から友人が来たら必ずおすすめしたいお店です。

名前

てんぷらシュワッチ

住所

〒542-0083 大阪府大阪市中央区東心斎橋1丁目8−31

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営業時間

17:30~23:00
(月曜定休)

電話番号

06-6252-5995

Twiitter

https://twitter.com/tempurashuwatch

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