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パクチーよだれやっこって何?個性的なアジアン料理が食べられる大阪谷町の居酒屋

大衆食堂スタンド そのだ』があるのは大阪の谷町。谷町は空堀商店街を中心に古民家を改装した珈琲屋やカレー屋が並び、今の大阪人の暮らしを感じることができる町です。今回紹介する『大衆食堂スタンド そのだ』はもともと精肉店だった店舗を改装し、2017年にオープン。パクチーよだれやっこ、アンチョビ煮卵ポテトサラダなど一度聞いたら忘れられない名前の個性的なメニューが老若男女に大人気!今回はまたたく間に人気店になった秘訣と、これからの展望を伺ってきました。

 

『大衆食堂スタンド そのだ』とはどんなお店?

『大衆食堂スタンド そのだ』は昔からの大衆食堂を現代風にアップデートしたお店。大衆食堂のアットホームな雰囲気は残しつつ、アジアの風を感じる個性的なメニューが名物です。オーナーは広島出身の園田さん。この店舗を始めるまでは、大阪玉造で中華そば「そのだ」(現在は広島に移転)を経営していました。『大衆食堂スタンド そのだ』は中華そば「そのだ」に次ぐ2店舗目として、2017年にオープン。行列の絶えないお店として大人気です。

 

店内はキッチンを中心に、この字のカウンター席が40席。テーブル席はありません。どんなメニューがあるのかなと店内を見渡すと、手書きの短冊メニューが壁に貼り付けてあります。そういえば、地域に根付いた中華料理屋ってこんな雰囲気だったなと少し懐かしい気分に。メニューの数はなんと60品を超えるそう。肉豆腐やシュウマイなど単品のメニューから、唐揚げ定食、中華そばに至るまでなんでも揃っています。

 



営業時間は11時〜23時。今回私が伺ったのは平日の14時半でした。ランチタイムは過ぎているのにたくさんのお客さんが。定食を頼むサラリーマンから、昼飲みを楽しむ女性のお客さんまで。今までの食堂のイメージとは違い新鮮な感じでした。

 

大阪の谷町でお店を始めた理由

スタンド そのだ 外観

大阪谷町は空堀商店街を中心に昔ながらの古民家が点在する下町。谷町という場所を選んだ理由を伺いました。

 

百瀬さん:

大阪の谷町エリアは大阪の暮らしを感じられるエリア。八百屋、豆腐屋など昔からのお店がたくさん残っていて、道頓堀や心斎橋とはまた違って落ち着いた雰囲気です。

 

さまざまな年齢やタイプの人が混在するこの町で、誰もが気負いなく利用できる町の食堂を作りたいと思ったのがこの土地を選んだ大きな理由。

意外と知られていないかもしれませんが、難波や心斎橋で働いているショップ店員や美容師さんがたくさん住んでいる街でもあります。そんな働き始めたばかりでまだ食にお金を回す余裕がない。そんな方にもお腹いっぱいご飯を食べてもらえる場所にできたらなと思っています。

 

異国を感じさせるありそうでなかった人気のメニュー

今回いただいた人気オリジナルメニュー3品

『大衆食堂 スタンドそのだ』の魅力はオリジナルのメニュー。「パクチーよだれやっこ」や「アンチョビ煮卵ポテトサラダ」といった異国を感じさせる調味料を組み合わせた料理が人気。今回私がいただいたメニューをご紹介します。

パクチーよだれやっこ

豆腐が見えなくなるほどのパクチーが目に鮮やか。豆腐とパクチーの間には茹で鶏がたっぷりで、あまじょっぱいタレが抜群に合います。胡麻がたっぷりかかっていて風味もまたいい。思わず白ご飯を注文したくなります

アンチョビ煮卵ポテトサラダ

半熟度合いが絶妙の煮卵が食欲をそそります。ポテトサラダはアクセントにベーコンとオニオンチップが入っています。ベーコンは燻製ベーコンが使われていて香りがいいんです。またオニオンチップで食感の変化も楽しめます。アンチョビをつけて味変できるのもいい感じです。

メンチカツ

特製のオーロラソースがかかっています。中にはゴロゴロしたタマネギとミンチ肉が詰まっていて肉を食べてるなという感じ。揚げたてのメンチカツはビールとの相性が抜群です。

梅しそと焼酎を混ぜてシャーベットにしたものを、炭酸で割ったお酒。女性に大人気のお酒だそう 

 

世代を超えて愛されるお店になるまで。オーナー園田さんの試行錯誤。

店内はこの字のカウンタースタイル

『大衆食堂スタンド そのだ』のコンセプトは世代を超えて愛されるお店。お店を作り込む中で工夫された点やこだわりについて伺ってみました。

 

百瀬さん:
店舗を作るときにこだわったのはこの字のカウンターです。お客さんが一目で、席はどこが空いているのか、どんなメニューがあるのか、何を食べることができるのかを把握することができる作りになっています。

また、カウンターでは目の前で料理が調理される臨場感を楽しめます。加えて、出来立ての料理をすぐに提供できるので、熱々で召し上がってもらえますよね。

特にこだわったのはお店の暖簾の大きさです。オーナーの園田が中心となり、始めに作った暖簾から今の暖簾に辿り着くまで、試行錯誤を重ねました。

思わず中を覗きたくなる暖簾

そう言われて、外から見てみると暖簾の間の文字の隙間が絶妙です。間隔は20~30センチほど、中が見えそうで見えないから、思わずのぞいてみたくなります。元々は白地に紺の文字の暖簾だったそうですが、改良を重ねた結果が今のオレンジ色の暖簾に落ち着いたとか。

 

これからの展望

1月25日に大阪道頓堀にオープンした新店舗「YOK SOK SOUR STAND」

『大衆食堂スタンド そのだ』を経営しているのは株式会社FER。現在は関西を中心に計8店舗を経営しています。今後は飲食店のプロデュース業に力を入れていく予定だそう。店舗プロデュースに力を入れるのはオーナーの園田さんの意向。自身が培ってきたお店作りのノウハウを、これからオープンする飲食店のために役立ててもらいたいという想いがあるそう。

1月25日には大阪道頓堀に新店舗「YOK SOK SOUR STAND」がオープン!『大衆食堂スタンド そのだ』オリジナルのバイスをはじめ、オリジナルサワーを提供するサワースタンドです。週末には様々なジャンルのDJを呼び、ミュージックバーのような営業スタイルとなるそう!

 

名前:YOK SOK SOUR STAND

住所:大阪府大阪市中央区道頓堀2丁目1−1フルーツタワービル8F

営業時間:20:00~3:00(水〜土)18:00~24:00(日)*予約不可

定休日:月、火

 

毎週のDJイベントの詳細等はYOK SOK SOUR STANDインスタアカウントにて要確認!

『大衆食堂 スタンドそのだ』のの魅力は国境を超えたアジアンテイストのありそうでなかったオリジナルメニュー。特に居酒屋の定番メニューの冷奴に、パクチーと鶏胸肉を組み合わせた「パクチーよだれやっこ」は見た目も味もインパクト大で、忘れられない一品になりました。また、店の雰囲気も昔ながらの大衆食堂のようで、懐かしさを感じられる場所でもあります。。古き良き大衆食堂で、ポップなアジアンを楽しめる! まさに唯一無二の居酒屋と言えます。

名前

大衆食堂 スタンドそのだ

住所

大阪府大阪市谷町六丁目3-7
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営業時間

11:00~23:00(ラストオーダー22:30)
日曜営業

HP

https://ferestaurant.com/shop/stand-sonoda

Instagram

https://www.instagram.com/fer_osk/

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