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20代の買い物は値段とデザインだけが選択肢でした。けれど30歳を超えてから、商品の先にある社会を考えるようになりました。誰が作っているのか、どこで作られているのか。

大量生産で作られた商品は低価格で購入することができます。しかし、その先には環境問題や、労働者の人権といった問題が深く関係しています。

だからこそデザインや値段に加えて、作り手のことを考えて買い物がしたい、と私は思っています。そんな「買い手、作り手、環境にいい」三方よしの買い物を求める私が選んだセレクトショップが『vote for by sisam FAIR TRADE』なんです。

今回紹介するお店は、京都市左京区に本社がある『シサム工房』が2019年4月に大阪にオープンした新店舗『vote for by sisam FAIR TRADE』。京阪枚方駅から徒歩1分、枚方T-SITEと呼ばれる商業施設の４階です。内装はシンプルに、商品数を厳選したそう。そこにはひとつひとつの商品を、じっくりと見て欲しいという想いが込められているそうです。

世界中の手仕事から生まれる、個性がある服たち

人間には個性があるように、服にも個性があっていいと考える『シサム工房』の服はひとつひとつが手作りです。だから生地のパターン、素材の質感、デザインに多少の差異が生まれます。工場で大量生産される服とは違い、均一性はありません。

天然素材を使ったシンプルで味のあるデザイン 

『シサム工房』には時代や年齢に左右されない、ずっと着ていけるデザインの服が並びます。流行には流されない魅力が『シサム工房』の服にはあります。

フェアトレードをこれからのライフスタイルに

全ての商品にはフェアトレードのタグがついています



フェアトレードとは労働への対価として、適正な価格を支払う。そして生産者を支援する仕組みのこと。

『シサム工房』では多くの人にフェアトレードの商品を知ってもらうために、様々な工夫がされています。そのひとつが商品のタグ。商品のタグにはフェアトレード の説明と生産者の背景が記載してあります。

また、フェアトレードに関連したオリジナルのワークショップも実施されています。

・インドのチカン刺繍お話会
内容：作り手とつながる旅がコンセプト。インドの伝統刺繍の魅力と、針一本で人生を変えた女性たちを紹介するお話会

・sisam cinema
内容：自分の暮らし、ありたい世界など、社会的な問題をテーマとしたドキュメンタリー映画の上映会。

それぞれのワークショップでは世界に目を向けて、今自分ができることを知ることができます。

買い物をする時にデザインや価格に加えて、作り手のことを考えるきっかけを与えてくれる『vote for by sisam FAIR TRADE』。物のうしろにある魅力あるストーリーを楽しむ。そんな新しい買い物をしてみませんか。

写真撮影・執筆 ＠yamashita1986

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