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「いつもありがとう」の言葉に変えて花を贈る。大阪新町の2坪の花屋『quotidienne(コティディエンヌ)』

店舗外観

大切な人に手紙をおくるように花をおくる。5月は芍薬、7月はひまわり、10月は金木犀といったように、花には季節性があります。家の中に花を飾っておくと、暮らしの中に季節の移ろいと彩りを感じることができます。今回は大阪新町にある2坪の小さな花屋『quotidienne(コティディエンヌ)』に伺い、「大切な人に花を送る」をテーマに花の選び方や送り方について聞いてきました。

最寄り駅は大阪四つ橋線四ツ橋駅。『quotidienne(コティディエンヌ)がある大阪の新町エリアは、以前に紹介した「Mel coffee Roasters」を始め、シュクレ・クール四ツ橋出張所(パン屋)、パプリカ食堂ビーガン(ビーガンレストラン)など、こだわりを持った店主の経営する小さなお店が点在する面白いエリアです。心斎橋から徒歩15分とアクセスがよく、静かで過ごしやすい町の雰囲気から、近年人気のエリアとなっています。

 

『quotidienne』はどんな花屋?

『quotidienne』は2坪の小さな花屋さん。店名の「quotidienne」はフランス語で日常を意味し、人々の暮らしにもっと花が根付いて欲しいという想いが込められています。店内には、5月を象徴する芍薬や鈴蘭など季節の花からドライフラワーまで、個性豊かな多くの花が並んでいます。花は店頭かオンラインで購入することが可能です。

 

花屋はもっと気軽に訪れていい

気さくに話していただいた店主藍川さん

花を贈る場面は、誕生日や母の日など特別な時のイメージがあります。しかし、店主の藍川さんは花屋はもっと気軽に訪れていい場所だと語ります。まずは、花屋とはどんな場所なのか伺いました。

 山下:

花を贈るシーンは誕生日など、特別な日のイメージがあります。そのため、花屋は目的を持って訪れる場所だという先入観があって、少し気負ってしまいそうです。

 

 

藍川さん:

うーん。特に男性にとって、花屋を訪れることはハードルが高いのかもしれません。けれど、そんな気負わなくても大丈夫ですよ。本来、花屋はもっと気軽に訪れてもらえる場所です。

 

山下:

気軽にというと?

 

 

藍川さん:

そうですね。例えば、本屋は本を買うという目的がなくても足を運びますよね?パン屋は、美味しそうなパンがあったら買いたいなと思って訪れます。花屋も同じです。もし可愛い花があったら一輪買いたいな、そんな気軽な気持ちで訪れてもらえると嬉しいですね。

 

 

山下:

目的を持って訪れないと、花屋さんに迷惑な気がしていました。

 

藍川さん:

そんなことはありませんよ。私は姉がヨーロッパに住んでいるのですが、花の町と呼ばれるオランダを中心に、ヨーロッパではパン屋やコーヒー屋の隣に、花屋を見かけます。花が日常生活に溶け込んでいるんです。

 

どんな花を贈ったら喜んでもらえるか

ギフト用の花束

いざ花屋を訪れても、どんな花を選んだらいいのだろうと迷ってしまいます。しかし、そんな時は思い切って花屋に任せて欲しいと藍川さんはいいます。

 山下:

実は私はあまり花の種類に詳しくなくて。どんな風に選んだらいいのでしょうか?

 

 


藍川さん:

そうですね。花の種類よりも、誰に贈るのか(家族なのか、彼女なのか、友人なのか)、どんな人に送るのか(趣味はなんなのか、どんな服をきているのか、どんな性格なのか)、花を贈ることでどんな気分になってもらいたいのか、が大切だと思います。

たくさんの花に囲まれる店内

山下:
花の種類よりも、贈る相手や理由が大事なのでしょうか?

 

 

藍川さん:

はい。花の種類はインターネットで調べて決めるよりも、花屋を信頼して任せてください。私たちは、毎日花と向き合っていますから。花は生き物なので、日々、色や状態が変化します。任せていただくことで、その時にベストな花を仕入れの段階から選ぶことができます。

 

花をもらうと、どんな気持ちになるのか

5月の花 芍薬

花は飾ると、色と香りから暮らしに潤いが生まれます。テーブルに花が一輪あると、食事がいつもより美味しく感じられたり、季節の流れを感じることができます。また、花は生き物なので定期的に水を変えなけれなりません。


初めは少し面倒に感じますが、慣れてくると朝のルーティーンとなって、珈琲を淹れるかのように心を整える時間になります。私は先日、芍薬という花を買いました。すると、少しずつ咲いていく芍薬の花がだんだん愛おしくなっていきました。

 

どうやって送ったらいいのか

花は花屋で注文してから、2,3日以内に相手の手元に届きます。生花でもドライフラワーでも花屋さんがきちんと対応してくれるので心配する必要はありません。注文する時は、遅くても1週間前に注文することをおすすめします。

直前や当日の注文でも対応は可能ですが、選べる花が店頭に並んでいるものに限られてしまいます。事前に注文すると、日々の仕入れの中でよかったピッタリの物をピックアップできるのでコーディネートの幅が広がるそう。

今回、私が花屋を取材したいと思ったのは、大切な人に花を送ったら、想像以上に喜んでくれたのがきっかけです。気軽に会うことができない今、何か贈り物したいと思い、カバンがいいかなぁ、服がいいかなぁと悩んでいた時に「花が欲しいな」と話していたことを思い出しました。

大切な人に手紙を送るように花をおくる。きっとあなたが思っている以上に、あなたの気持ちが届くのでプレゼントとしておすすめです!

名前

quotidienne(コティディエンヌ)

住所

大阪市西区新町1-17-9TB新町ビル南側1F
*レストラン「ライオンキッチン」の入り口横

電話番号

09018984187

営業時間

11:00〜19:00(日曜定休)

HP

http://quotidienne.jp/

FACEBOOK

https://www.facebook.com/quotidienne.haru/

Instagram

https://www.instagram.com/quotidien.n.e/

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