『Mel Coffee Roasters』のある大阪新町は心斎橋駅から徒歩7分ながら落ち着いたエリア。 近隣にはパプリカ食堂ビーガン、シュクレール四ツ橋出張所、蔵カフェバー矢野善など小さくて個性的なお店が増えている注目のエリア。
大阪新町のMel Coffee Roastersが伝えたいこと

『Mel Coffee Roasters』という店名はオーストラリアのメルボルンに由来しています。メルボルンはコーヒーの街と言われ、出勤前にコーヒースタンドに立ち寄り、バリスタとおしゃべりをするのが当たり前なんです。もう、おいしいコーヒーが生活の一部になっています。
日本でもスターバックスをはじめ、街中にはコーヒーショップが溢れていまよね。けれど、「本当においしいコーヒー」を知っている人は、まだまだ少ないはず。だからもっと気軽に、おいしいコーヒーを楽しんで欲しい。そんな想いで文元さんが大阪の新町で始めたのが、2.6坪のコーヒースタンド『Mel Coffee Roasters』です。
コーヒーのプロフェッショナルとしてのこだわり

世界一小さなコーヒーロースターと呼ばれる『Mel Coffee Roasters』。その小さなコーヒスタンドのオーナー文元さんは、ジャパン・ハンドドリップ・チャンピオンシップの審査員をするコーヒーのプロフェッショナル。
2.6坪の空間でコーヒーの生豆を焙煎し、ドリンクの販売もしています。店に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが1968年製のドイツ製焙煎機。


開店当初、文元さんは店にあった焙煎機に納得がいかず、わざわざドイツから焙煎機をオーダーして取り寄せたそう。

店内には香りが印象的な浅煎りを中心に、中煎り、深煎り、と様々な種類のコーヒー豆が並びます。週によってコーヒー豆の種類が入れ変わるため、訪れる度に違うコーヒーを楽しむことができます。

コーヒーは1杯400円。ハンドドリップで淹れたコーヒーをお手頃な価格で楽しむことができます。以前私は「酸味が苦手」と文元さんに話したところ、コロンビアの中煎りコーヒーを勧めてくれました。滑らかなコクと芳醇な酸味を味わうことができたのが印象に残っています。
文元さんの人柄がつくる居心地のよい空間

オーナーの文元さんはお客さんとの会話をとても大切にしています。好みの豆の選び方をアドバイスしたり、お店を訪れるお客さんと談笑したり。
また、メルボルンでバリスタとして働いていた経験から、英語もとても流暢。さらには、バックパッカーとして世界中を巡った経験もあり、外国人のお客さんにもとってもフレンドリー。大阪で本場のスペシャリティーコーヒーが楽しめる、そんな噂が広がり外国人の方もたくさん訪れるようになったそう。
美味しいコーヒーは国境を越えて人と人をつなぐ。そんな雰囲気が『Mel coffee Roasters』にはあります。2.5坪の店内ですが、その狭さを感じさせないくらい居心地がいい場所です。
日本の人にもっと気軽においしいコーヒーを楽しん欲しいという文元さんの想いがつまった小さなコーヒースタンド『Mel Coffee Roasters』。店主のこだわりが感じられる、とっておきの一杯を探している人にこそオススメしたいお店です。
執筆 ヤマシタ(Twitter:yamashita1986)
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店名 | Mel Coffee Roasters |
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住所 | 大阪府大阪市西区新町1-20-4 |
営業時間 | 9:00~19:00(月曜日休み) |
TEL | 06-4394-8177 |
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