私、山下 貴史はこのWebサイトネオ大阪を運営を始めて半年。大阪でゲストハウスを経営して4年目になりました。この4年の中で、大阪にも今までになかったようなコンセプトホテルが増えています。今回はその中でも、以前から気になっていた『HOTEL SHE, OSAKA』を取材してきました。
『HOTEL SHE, OSAKA』があるの大阪の下町弁天町。大阪港への玄関口と呼ばれ、近隣には観光名所の海遊館やユニバーサルスタジオジャパンがあります。ホテルの最寄駅は大阪環状線弁天町駅。国道17号線に沿って10分ほど歩くと、青色の外壁が特徴的な『HOTEL SHE, OSAKA』が見えてきます。このホテルは龍崎翔子さんが経営しています。「旅人同士が予期せぬ出会いを楽しむ」という新しいコンセプトを持ったホテルとして注目されています。
ビジネスでも観光でも使い易い設備の整ったホテル
部屋はダブルとツインを中心に46室。シングルベッドが2つ並ぶタイプの部屋、ダブルベッドが1台の部屋、クイーンサイズのベッドがあるDXダブルルームの計3部屋から選ぶことができます。ベッドは高級マットレスで有名なシモンズ社製というこだわり。バストイレ、シャワー、冷暖房、テレビ、冷蔵庫、などの設備は全室完備。タオルやアメニティーなど必要なものは一通り揃っています。
音楽を聞く体験がレコードプレーヤーを通して非日常に変わる
『HOTEL SHE, OSAKA』はアナログな体験を提供することを大事にしているそう。それを象徴するのは各部屋に設置されたレコードプレーヤーと、ホテルのスタッフが選んだ2枚のレコード。
今回、写真撮影の時間をいただくにあたり、対応してくれたスタッフの松下さんの言葉がとても印象に残っています。
松下:
YoutubeやSpotifyで気軽に音楽が検索できる時代だからこそ、アナログな体験に価値が生まれると思っています。音楽自体は、とても身近だけど、レコードプレーヤーで音楽を聞く人って、日常的にレコード屋に足を運ぶ音楽フリークぐらいです。「音楽を聞く」という日常的な体験を、レコードプレーヤーを通すことで特別な体験にアップデートする。これはホテルという非日常的な空間だからこそなし得る体験だと思います。
抜かりのないレコードのチョイス
スタッフによるレコードのチョイスにも抜かりはありません。部屋に設置されている2枚のレコードは、朝と夜をテーマにセレクトされたもの。また1階のフロントには、東京のレコード専門店ペイミーがセレクトしたレコードの貸出スペースがあります。ペイミーはレコード業界34年の老舗。80年代、90年代のシティーポップを中心にセレクトされたレコードたち、音楽フリークも満足できるはず。
さらに、この貸し出しスペースがフロント近くにあるのがポイントなんです。この仕組みがきっかけとなり、スタッフとお客さんとの間に会話が生まれます。内容は経営者の龍崎さんに関する質問から周辺の飲食店やおすすめスポットなど多岐に渡るそう。単にレコードプレーヤーを部屋に設置するだけではなく、スタッフとのコミュニケーションのきっかけまで作り込んでいるところにこだわりを感じます。
街に開かれたソーシャルな空間を作るスタッフの魅力
気軽に会話が生まれる空間を作るために、お客さんとの会話で意識していることをスタッフの松下さんに伺ってみました。
松下:
『HOTEL SHE, OSAKA』がある弁天町は大阪の下町です。造船業で栄えた歴史のある町で10年、20年と長く経営されている個人経営の飲食店が多くあります。始めて大阪を訪れる人にとっては、ちょっと敷居が高いお店が多いかもしれません。しかし、そんなお店が接客もとてもアットホームで暖かかくて、本当に美味しい。私たちはお客さまとの会話で、地元の飲食店を勧めようにしています。ホテルのスタッフが勧めると、お客さんがお店を訪れるハードルが少し下がるように思います。
取材後、スタッフの松下さんがおすすめの「手打うどんきぬや市岡」に寄ってみました。昔からある立ち飲み屋のような外観は一見、入りづらいかも。でも店内は地元の方で賑わっており、手打ちうどんはコシがあって、抜群に美味しかった! 食べ終わってお店を出る時は穴場のお店を見つけた気持ちが嬉しく、またこの弁天町を探検してみたいな思いました。
名前 | HOTEL SHE, OSAKA |
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住所 | 大阪府大阪市港区市岡1-2-5 |
電話番号 | 066-577-5500 |
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