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関西の音楽シーンをバチっと押さえたいなら、大阪でバンドマンとして活動する山中さんが経営する『Cafe,bar & music アトリ』に決まり。バンドマンや音楽好きな人が気軽に集まるお店が大阪にも欲しいという想いで始まったお店。2013年からバンド活動をしている店長の山中さんに、関西の音楽の特徴やおすすめのライブハウスについて聞いてみました。

バンドマンが運営するCafe,bar& music アトリとは

大阪の下町と言われる淡路エリアに『Cafe,bar&music アトリ』はあります。場所は、阪急淡路駅東口を出てすぐの東淡路商店街の入り口のある小さなビルの2階。１階の焼き鳥屋「大山」を目印にしてください。『Cafe,bar&music アトリ』は現役バンドマン、ギターボーカルを担当する山中さんが店長、スタッフもみなバンドンマンです。

『Cafe,bar & music アトリ』では、週末を中心にライブイベントが開かれています。関西インディー音楽界をリードするバンドで活躍する山中さんが選んだ、こだわりのアーティストの生演奏を、リーズナブルな価格で楽しむことができます。通常、ライブハウスではチケット代2000円に加えて、1ドリンクオーダーの料金体系がほとんど。しかし、アトリのライブではチケット代2000円で1ドリンクと1フードが付いてきます。

また店内はわずか7席。ライブハウスではありえないほど近い距離で、プロの演奏を楽しむことができます

関西の音楽シーンを山中さんに聞いてみました

店長の山中さんが所属するダイバーキリンは、2013年に関西大学で結成されたスリーピースバンド。メンバーはギター・ボーカルの山中さん（男性）、ドラム・コーラスのモリやんぬさん（女性）、ベース・ボーカルのまりいさん（女性）の3人。大阪と京都のライブハウスを中心に活動されています。

カフェバーを経営しつつ、現役バンドマンとして活躍する山中さんに、関西の音楽シーンについて聞いてみました。

― 大阪の音楽ってズバリ、どんなものでしょう？

山中：
ひとことでは言い表わせられないですね。大阪はエリアによって、バンドのジャンルや客層が異なるんです。例えば大阪のキタエリア（梅田）は、オルタナティブロックやフォークソング。ライブハウスの客層は20代後半〜30代で、少し落ち着いたイメージです。

一方、大阪のミナミエリア（難波・心斎橋）はミナミホイールという音楽イベントを中心に回っています。客層は10代後半〜20代前半とキタエリアに比べると若い。音楽のカテゴリーはJ-ROCKが主流です。あ、それに大阪の堺（大阪の南部）あたりではブルースをやる人も多いですね。確かエゴラッピンもその辺ですよね。 

― バンドマンの山中さんおすすめのライブハウスはありますか？

山中：
たくさんあるのですが、大阪では梅田ハードレインと扇町para-dice。どちらも大阪キタエリアにあるライブハウス。地下にあって、秘密基地のような箱ですね。コアな音楽フリークが集まる拠点って感じかな。

この2つのライブハウスは10年以上営業されていて、音楽をもっとたくさんの人に届けたいという想いを、私達バンドマンにも感じさせる場所です

大阪キタエリアの文化の発信地として

― これからは『Cafe,bar&musicアトリ』を、どんなスペースにしていきたいですか

山中：
音楽ライブ以外にも、いろんなイベントをしていきたいですね。この場所が、大阪の新しい文化の発信地になればいいなと思ってます。先日は「銭湯について語る会」というイベントをしました。また、お店の隙間スペースを作家さんの展示スペースとして活用していきたいと思っています。もし、展示したい人がいたら、気軽に連絡をいただけると嬉しいですね。

うたたねというバンドの小野さんが「音楽好きな人にはおすすめですよ！」と教えてくれた『Cafe,bar&musicアトリ』。インタビューを通して感じたのが、店主の山中さんは心から音楽を愛する人だということ。 私はつい最近『Cafe,bar&musicアトリ』を知ったばかりで、もっと早く知りたかったと思いました。大阪駅と新大阪駅からも行きやすい、下町の小さなカフェバー。訪れたらきっと、関西の音楽の深みにハマっていくはず！

執筆　ヤマシタ（Twitter：https://twitter.com/yamashita1986）

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